稲盛和夫さん

2007年11月27日

生き方―人間として一番大切なこと


稲盛和夫さんをご存知ですか?
セラミックの開発で京セラを一代で大企業に育て、KDDIを作った方です。

優れた経営者と言われている方々の著書をよく読みます。
そういった方々が、どういう考え方で会社を経営してきたのか、とても興味があります。

稲盛さんは、事を成すのに大切なことは、才能より「努力」と「熱意」だとおっしゃいます。
たとえば、がり勉して90点の人と、ろくに勉強せずに60点をとる人だったら、前者の方が見込みがあるそうです。

才能があるからとその才にあぐらをかき、天狗になり、何の努力もしない人は、たとえ才能がなくても努力を続けた人に勝つことはできないそうです。

今の世の中、「努力する」のはまるでかっこ悪い、恥ずかしいことのように言われます。
でも、努力なくして、何を成すことができるでしょうか?

そして、「熱意」とは並大抵の熱意ではありません。
「そんなに熱意を持って努力しているなら、助けてやるか」と神様が手を差し伸べたくなるくらいの熱意だそうです。

う〜ん、みなさん、どうですか?
そんなに熱意を持ってやっていることありますか?

稲盛さんの心の底には、いつも「感謝の心」があるそうです。
幼いときにお坊さんに、「なんまん、なんまん、ありがとう」といつも唱えなさいと教えられたそうです。
それが口癖のようになり、常に何に対しても感謝の気持ちを持つことができていると。

仏教以外の宗教でもそうですが、生きていくのに一番大切なのは「感謝」なのですね。こうして今日も生かされていることに感謝しなさいと言いますよね。

いつもそうなのですが「経営」を学ぶために読んだ本で、必ず「人間としての生き方」を学ぶことになります。経営者として名を残す方は、皆さん人格者でいらっしゃるからです。

今日はある方に経営者としての心構えを教えていただきました。
「経営者は決して商人になってはいけない」という言葉です。
商人というのは利益を常に重視し、たとえば戦争中であれば儲かるとなったら敵国に武器を売ることさえもなんとも思わない・・・と。

なるほど。

先日のドトールの会長さんもそうでしたが、稲盛さんの経営の基本にあるのは「人として正しいことをする」という考えです。目先の利益より、人として大切なことを優先する。
まさに今、賞味期限改ざんで騒がれている企業のトップの方に欠けている部分ですよね。

とても内容の濃い本です。
経営者でない方もぜひ読んでみてください。

会社のホームページはこちら
http://www.kbsystem.jp
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