2009年03月19日

「こおりがとけたら、なにになりますか?」



ある小学校で、先生が生徒たちに聞いたそうです。

「はい、せんせい!みずになります」
「ぼくもみずになるとおもいます」

口々に生徒たちはそう答えました。

氷が解けたら、液体の水になる。

そう、それは正解です。

でも、生徒の中にひとりだけこう答えた子がいたそうです。


「こおりがとけたら、はるになるとおもいます」


いつか読んだ本に載っていた実話です。


今になって私は、このお話にすごく惹かれています。

「氷が解けたら水になる」
それはたしかに正解だし、たいていはそう考えるでしょう。
大人も子供も。

でも、「こおりがとけたらはるになる」と言った子供の感性、素晴らしいと思いませんか?

今の子供たちは勉強やゲームに忙しく、自然に触れて遊ばなくなったと言います。
子供だけではなく、私たち大人もそうですね。
毎日の生活に精一杯で、心に余裕がなくなりがちです。


ガンになる前の私は、「氷が解けたら水になるに決まってるじゃないですか」って感じでした

でも、今は「氷が解けたら春になるのよ」って答えたい。

そう答えられる生き方がしたい。

それは、ガンという病気が私にくれた素晴らしい贈り物。


春は、私にとって生きていることを実感できる季節です。

もうすぐ、1年前と同じように桜が咲きます。

でも1年前の桜と今年の桜はまったく違うと思います。


大切な家族や友人たちと、こうしてまた春を迎えられる。

たったそれだけのことが、私にとっては涙が出るほどうれしく、しあわせなことなのです。


氷が解けたら・・・

みなさんの答えは「水」ですか?
それとも「春」ですか?


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