2009年10月29日
「今日の風、なに色?」辻井いつ子さんの本

著者:辻井 いつ子
販売元:アスキー
発売日:2000-09
おすすめ度:

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今日は本のご紹介です。
先日新聞で読んだ辻井さんの「明るく、楽しく、諦めない」という言葉がとても気に入ったので、早速辻井さんの著書を購入しました。
いつもなら読み終わってから、あるいは半分以上読んでからご紹介するのですが、この本は読んでいないうちからご紹介します。
「プロローグ」というところを読んだだけで、泣きそうになったからです。
伸行さんが2歳3ヶ月のとき、いつ子さんの鼻歌に合わせて初めてジングルベルを弾いた夜のことが書いてありました。
「私と伸行はその日、どこに続いているかわからないけれどたしかに希望の星が輝いている「音楽」という名の道の端緒についたのだと思います。深い森の中で伸行の手を引いてさまよっているところにパッと視界が開けて細い道が遠くの丘の向こうまで続いている、そんなシーンのなかに自分が立っているような気分でした。」
この言葉に、私は以前の自分を重ねていました。
「深い森の中で・・・」
誰にでもそういう時期ってあると思うのです。
それでも、必ず視界が開けるときがあって、その道はどこに続いているかわからないけれど、たしかに希望の光が輝いている・・・
何も迷うことなく、明るく、楽しく、その道を歩いていけばいい。
そんなふうに思いました。
興味深いのは、この本は彼があのコンクールで優勝するよりずっと前に書かれていたということです。
成功してから親御さんが本を出版されることはよくありますが、そうではありません。
タイトルの「今日の風、何色?」は伸行さんの言葉だそうです。
この世のものにはすべて色があると思っていた彼の言葉・・・
いえ、本当にあるのかもしれませんよね。
追記
彼は幼い頃、埼玉県の上尾市に住んでいたそうです。
私の住んでいる町のすぐ近くなので、とても親近感を覚えました。
読み終わったら、また感想を書きますね。
毎日読んでいただいてありがとうございます。
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コメント一覧
1. Posted by KEN-SAN 2009年10月30日 20:22
希望さん、こんばんは。図書館員だった習性で奥付は気になります。9年前の本ですね。読書って自分と問題意識がぶつかるから面白いのですね。団塊の世代の僕ですからブログに写っていたのは僕の問題意識とぶつかるものばかりです。
「深い森の中で」〜凄く詩的なものを感じる言葉ですね。この世の全てのものに「色」がある〜人間は生産的かどうかより個性的に生きるべきというのが持論なんですよ。
「深い森の中で」〜凄く詩的なものを感じる言葉ですね。この世の全てのものに「色」がある〜人間は生産的かどうかより個性的に生きるべきというのが持論なんですよ。
2. Posted by bokushi 2009年10月30日 22:32
「興味深いのは、この本は彼があのコンクールで優勝するよりずっと前に書かれていたということです。」というところが凄いなと思いました。
そういう希望の光りを見失わないで歩んだ結果がコンクールの優勝だったのでしょうね。
もっくん、遼君に続き、辻井君も埼玉由来の人ですかうれしいのと、励みになります。
ps
私はB型ですが、やはり人が喜んでくれることが張り合いになりますよ。
そういう希望の光りを見失わないで歩んだ結果がコンクールの優勝だったのでしょうね。
もっくん、遼君に続き、辻井君も埼玉由来の人ですかうれしいのと、励みになります。
ps
私はB型ですが、やはり人が喜んでくれることが張り合いになりますよ。
3. Posted by アキバの希望 2009年10月31日 15:50
KEN-SANへ
いつもながら難しいコメントありがとうございますf^_^;
生産的かどうかより個性的に生きるべき。
たしかにそうですよね。
そうでなければあまり生きた意味がありません。
しかしながら社会の中では生産性を求められるものですよね。
生産的かつ個性的は難しいです。
余談ですが、わが家ではおでんに鶏肉を入れたりします。だしが出ておいしいですよ(^^)
いつもながら難しいコメントありがとうございますf^_^;
生産的かどうかより個性的に生きるべき。
たしかにそうですよね。
そうでなければあまり生きた意味がありません。
しかしながら社会の中では生産性を求められるものですよね。
生産的かつ個性的は難しいです。
余談ですが、わが家ではおでんに鶏肉を入れたりします。だしが出ておいしいですよ(^^)
4. Posted by アキバの希望 2009年10月31日 15:55
bokushiさんへ
そうですね。
希望の光を見失わずに生きていけばよいことがあるんですよ、きっと。
いつ子さんはもう一冊本を書かれているんですよ。そちらは受賞後のものみたいです。
上尾に住んでいらっしゃったというのには驚きましたf^_^;
今度は彼のCDを買ってみようと思います。
そうですね。
希望の光を見失わずに生きていけばよいことがあるんですよ、きっと。
いつ子さんはもう一冊本を書かれているんですよ。そちらは受賞後のものみたいです。
上尾に住んでいらっしゃったというのには驚きましたf^_^;
今度は彼のCDを買ってみようと思います。