2009年01月26日

一日一生

久しぶりに良い本に出会ったのでご紹介します。
一日一生 (朝日新書)一日一生 (朝日新書)
著者:天台宗大阿闍梨 酒井 雄哉
販売元:朝日新聞出版
発売日:2008-10-10
おすすめ度:5.0
クチコミを見る


もう何日も前に読み終わっていたのですが、うまく説明する自信がなくて記事にできずにいました。

この本は朝日新聞の夕刊に掲載されたコラムを書籍化したものだそうです。
著者は、酒井雄哉さんという方で、比叡山延暦寺の大阿闍梨という大変位の高いお坊さんです。

酒井氏は結婚後まもなく奥様が自殺され、波乱万丈の人生の末、40歳で出家されました。

みなさんは比叡山の「千日回峰行」という修行をご存知でしょうか?
約7年間かけて比叡山中を1000日間回峰巡拝する修行です。
白装束で、自害用の短刀を身につけ、途中で挫折したら自害しなければならないという厳しい修行だそうです。
特に最後の9日間は不動堂に籠もり、断食、断水、不眠、不臥(横になってはいけない)という状態で、不動明王の真言を10万回唱えるのだそうです。

・・・と言葉で言ってしまえば簡単ですが、とても人間にできることじゃないような気がします。

酒井氏はこの修行を、2回も満行してらっしゃる方です。

以前にこの修行の様子をNHKの番組で見て、ずっと心に残っていました。
その方が本を出されたというので、急いで買いに行ったわけです。

そしてどんなに厳しい教えが書いてあるのかと思ったら、予想していたのとはまったく違う内容でした。

一言でいうと、「穏やかな気持ちになれる本」です。

タイトルにある「一日一生」とは、「一日を一生だと思って生きなさい」ということ。
今の私にはとても重みのある言葉です。


今日の出来事を明日まで引きずらない。
明日は明日で、生まれ変わった気持ちで生きる。
人間は毎日毎日生まれ変わっている。
一日として今日と同じ日はない。


そしてこんな一節もあります。

「どんなひどい目にあっても、時間がたてば必ずいろいろなことがあったなぁと思えるときがくるよ。
後になってから意味がわかることもある。
だからあせることも自分をだめだと思うこともないよ。
目の前のことをただ一生懸命やるだけ。」


「しあわせも不幸もどこかから勝手にくると思えば、良くないことがあると人のせいにして、「自分だけがなぜこんな目に・・・」と思ってしまう。でも目の前の状況は自分のしたことの結果が巡り巡ってきたものと思うと、しっかり受け止めて、これからは良いことをしていこうと思えるのではないだろうか。」


とても身分の高い方なのに、ちっとも上から目線でなくて、「・・・じゃないかなぁ」なんていうやわらかい感じの文章が多いです。

地元では「大阿闍梨様、もっと偉そうに振舞ってください」と言われていらっしゃるそうですよ。

コラムとして掲載されていたので、ひとつのお話が4ページ位の構成になっています。

ですのでちょっとした時間に読めますし、難しいことは少しも書いてないので普段あまり本を読まない方にもお勧めです。

私は毎日寝る前に読んでいました。
穏やかな気持ちで一日を終える事ができるからです。
「もっと読みたい!!」という気持ちを抑えつつ、少しずつ読みました。

苦しみの中にある方は特に、そうでない方も機会があったらぜひ読んでみてください。

心に残る言葉が、必ずあると思います。

毎日読んでいただいてありがとうございます。
応援のクリック、よろしくお願いいたします。携帯の方は[画像]というところをクリックしてください。
↓↓↓↓↓↓
ブログランキング・にほんブログ村へ

ランキング
kb0404 at 12:18コメント(12)トラックバック(0) 
本の紹介 

トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by リップ   2009年01月26日 14:28
社長〜!一昨日のブログ読みました。本当に有難うございました。社長だけじゃなく、コメント下さった方々も、皆さん本当にありがとうございます。今感動して大泣きしています。

試験…出来ませんでした
生まれて初めて本気で勉強して。もうこれ以上は出来ないと言うほど毎日勉強したので、今は放心状態です。結果は2ヶ月後迄わからないのですが厳しいと思います。
でも沢山の方々に応援して頂いて嬉しかったです。
2. Posted by アキバの女社長   2009年01月26日 15:56
リップさんへ
試験お疲れ様でした
結果も大切ですが、一生懸命頑張ったというプロセスも大切だと私は思います。努力できたという事実は一生消えないし、これから先の自信にもなります。
ガネーシャの本を読んでから、ちょうど一年くらいでしょうか?
リップさん、ずいぶん成長しましたね
それに素敵な仲間もたくさんできました
結果はどうあれリアル友になりましょうね
3. Posted by しっぽ   2009年01月26日 20:38
自分の夢は 名もない下僕として、あじゃり様のワラ草履を死ぬその時まで紡いで生きてみたいです。
4. Posted by bokushi   2009年01月26日 22:54
色々な心に響くいい言葉がたくさんですね。

残念ながら日本人の牧師や神父で(立場や地位もあって?)このようにわかりやすい本を出す人はごくごくわずかなのようです。
神父の濱尾さんという方が角川文庫から本を出しています。
ご推薦の本、私も機会があったら読んで見たいと思います。内容もその伝達方法も勉強になりそうです。

(リップさんの試験の感触は悪かったようですが、結果がどうあれ一歩踏み出されたことが大きいですし、それが今後の二歩目、三歩目の足がかりになると思いました。)

追伸
オバマさんの演説集、先週の土曜日から何度か聞きましたが、イイですね〜
内容よくわからないのですが、感動したり、燃えたりましたよ
5. Posted by ゆううつなどんぐり   2009年01月26日 23:05
5 初めて貴女のブログを拝見いたしました。
名前は、<ゆううつなどんぐり>と申します。突然ですみません。

たまたま今年から僕の座右の銘を「一日一生」にし天台宗大阿闍梨 酒井 雄哉氏の
同じ本を読みました。読むきっかけが昨年からん年齢はまだ40ですが、うつ病を患って休養中の時なんとなく
4-5年前だったと思いますが、深夜番組NHKアーカイブスをみていてこの「一日一生」を思い出し
本を購入いたしました。感想としては、貴女の感想に同感です。読んだあと心が和み又
山川草木悉皆成仏だなあと思いました。ところで「一日一生」に関してご存じかもしれませんが、
キリスト教思想家・文学者でもある内村鑑三氏をごぞんじでしょうか?

大正時代の方ですが、下記のようにも信仰日記に書かれているそうです。「一日は一生である。善き一生があるごとくに、善き一
日がある。悪しき一生があるごとくに、悪しき一日がある。一日を短き一生と見て、これをゆるがせにしてはならないことが、わかる」

私たちは今日という一日を喜んで楽しんで生きるように造られています。
過ぎ去った「過去」に生きるのではなく、未だ来ていない「未来」に生きるのでもなく、
今ある今日という「現在」を生き、「現在」に生かされているのです。
「一日は貴い一生である、これを空費してはならない」というモットーから、内村鑑三の名著「一日一生」が出版されたそうです。

宗教は違えど一日一日を大切にすることは、同じなのですね。
簡単のようで難しく難しいようで簡単な毎日を「心」が浮き沈みしながら頑張っています。
どうか皆さんもそれぞれの「一日一生」を精いっぱい暮してください。僕も頑張ります。
6. Posted by Echan♪   2009年01月27日 00:11
今日はちょっと、下向きな気分でした・・・でも記事読んだら、なんか元気になっちゃいました今すごい新しい気持ち嫌な事をひきずらない、自分をだめだなんて思わない。明日は生まれ変わった私になる社長さん、ためになる記事ありがとーーーあと試験の事。皆さんの言うとおり!やった事は、無駄にはならないですよね。それだけ本気になれるものがあって羨ましいし、すごくカッコイイですよ。私も何か見つけたいな。
7. Posted by Yuki   2009年01月27日 21:37
私もこの本読んでみたいな。
明日がくるって当たり前じゃないんですよね。
毎日笑顔で終われたらいいですね。
一日一生、一日一笑(EXILEのメンバーの一人がいつもこの言葉を伝えてくれます^^)
いいなぁ^^、心にいつも飾っておきます。
8. Posted by アキバの女社長   2009年01月28日 12:21
しっぽさんへ
大阿闍梨様を尊敬していらっしゃるんですね。
千日回峰行のときには1日で草履がだめになるそうです。
そのときに使った草履はいまでもお堂の裏に全部飾ってあるそうです。
比叡山では「1日回峰行」という体験ができるそうですよ。
挑戦してみてはいかがですか?
9. Posted by アキバの女社長   2009年01月28日 12:25
bokushiさんへ
そうなんです。
とても良い言葉がたくさん書かれています。
あまり宗教色も濃くないので、というかほとんど普通の人が書いたような内容ですので、bokushiさんも機会があったらぜひお読みになってみてください。
私はオバマさんのCDを聞いて英語の勉強をしようかなと思っています
10. Posted by アキバの女社長   2009年01月28日 12:47
ゆううつなどんぐりさんへ
コメント有難うございます
現在はおかげんはいかがなのでしょうか?
コメントの文章をお読みして、とても思慮深く、哲学的な方だという印象を受けました。
この本についてですが、たぶん私が見たのも、どんぐりさんがご覧になったのと同じ番組だったと思います。そしてずっとその内容が心に残っていました。内村鑑三氏については存知上げておりますが、著書は読んだことがありません。今度読んでみようと思います。ほかの方の本でもなにかお勧めのものがありましたら教えてくださいね
「一日を一生と思って生きる」これは簡単なようで、とても難しいことだと思います。誰もが「明日が来るのが当然」と思っていて、「今日」を大切に生きようなどとはなかなか考えないものです。
私もガンになる前はそうでした。
でも自分がガンになり、過去でも未来でもなく「今」を生きている、いえ、生かされていることに心から感謝できるようになりました。
そして「感謝の気持ち」を持って生きていると、苦しみや悲しみは乗り越えられるということも学びました。
宗教は違っても「一日一生」の教えは同じ。
それはきっと「真実の教え」だからなのでしょう。
長くなりましたが、どんぐりさんが心も体も元気でいられますよう、お祈りいたします
11. Posted by アキバの女社長   2009年01月28日 12:53
Echan
あら、ちょっと下向きな気分だったんですか?
まあ、人間ですからそんな日もありますよね。(私もかなり下向きな日もありますから
でも記事を読んで元気になってくださったとのと、とてもうれしいです
Echanは本はお好きですか?
この本はとても読みやすくて、穏やかな気持ちになれる良い本です。
私の記事なんかよりずっと元気になれますよ!
嫌なことがあったときなんかに読むといいかもしれません。
「嫌なことはひきずらない」ですよ!
そしてリップさんのようになにか挑戦できるものが見つかるといいですね
12. Posted by アキバの女社長   2009年01月28日 12:58
Yukiさんへ
とても良い本です。
お勧めですよ
前半は大阿闍梨様の自伝のようになっていて、それがまたものすごい波乱万丈なんです。
そこを読んでいると「ああ、誰でもいろんなことがあるんだなぁ」と思えてきます。私も自分でけっこう波乱万丈だと思っていたんですけど、足元にも及びませんでした
「一日一笑」ですか?
それっていいかもしれませんね〜
それも実行してみようかしら

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
スポンサードリンク
お問い合わせ

名前
メール
本文
プライバシーポリシー
ギャラリー
  • 今日のいろいろ
  • 今日のいろいろ
  • 今日のいろいろ
  • 今日のいろいろ
  • 健康診断で思うこと
  • 健康診断で思うこと
キエレの会社
Recent Comments
記事検索
Archives