2008年09月30日

手術前夜

明日の朝、9時から手術です。

明日、身体の一部を失うという今の気持ちはうまく言葉にできません。

突然ガンの宣告を受けたのは5月の連休明けでした。

抗ガン剤で小さくしてから温存手術をしましょうという先生の言葉を信じて、つらい副作用にも耐えてきました。

その結果、腫瘍は大きくなりました。

あの抗ガン剤で治療をしても腫瘍が大きくなる人は100人に5人しかいないと有明の癌研で言われました。

人生には、自分の力ではどうにもならないことがあります。

でも、そんな試練にも意味があると私は思いたいです。

なぜこんなことになってしまったのかと嘆いても何も変わりません。
過ぎたことを悔やんでいる暇があったら、これからどう生きるかを考えようと思いました。

明日、私は生まれ変わるつもりでいます。

神様が、あとどのくらいの時間を私に与えてくださるのかはわかりません。

でもこれからは人の役に立ちたい。

たくさんの人をしあわせにしたい。

与えられた時間はそのために生きたい。

誰かも言っていたけれど、あの人に出会ってよかったと言われる人になりたい。

明日麻酔から覚めたら、新しい私、新しい人生です。

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